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佐賀 武雄温泉 「懐石宿 扇屋」宿泊ブログ

佐賀 武雄温泉 「懐石宿 扇屋」に泊まりました

こんにちは。Tanugurashiです。

今回は武雄温泉の料理旅館、「懐石宿扇屋」の宿泊記です。
HPなどで調べた時に和洋折衷の部屋がとても素敵で、ぜひ泊まってみたいと思った宿です。

創業はなんと明治38年とのこと。
懐石宿の名の通り、繊細で味わい深い食事も本当に美味しかったです。
HPにもミシュランガイド3レッドパビリオン受賞など錚々たる経歴が並んでいました。

部屋に入った瞬間から寛ぎの雰囲気

武雄温泉駅からすぐ近く、一見こじんまりとした佇まいなのですが、
中に入ると坪庭があり、とても洗練された雰囲気でした。

古いのですが、館内も清潔感があり、調度品のセンスもよく、
素敵なお宿だろうなと直感で感じました。

今回は写真で一目惚れした、「露天風呂付き特別室 蓬莱の間」に宿泊しました。

蓬莱の間

階段を上り部屋に案内され、障子を開けると広々とした畳の空間が。
部屋の中ではすでにジャズのBGMが流れていて、これぞ大人の空間という感じでした。

部屋でチェックインの後、最初に頂いたのはお抹茶とおはぎ。

おそらく有田焼と思いますが、めちゃくちゃ好きな雰囲気の食器です。
買って帰りたいくらい可愛い・・・。

入り口から入ってすぐの和室。こちらで部屋食となります。

奥の和室。家具は全てハンス・J・ウェグナーデザインとのこと。
北欧デザインの家具と和の調和が本当に素敵でした。

BOSEのオーディオからジャズが流れていていい感じ。

照明はフランクロイドライトのものですね。落ち着いた雰囲気に合っています。

室内からも見える露天風呂。右奥には綺麗なシャワーブースもあるので、快適です。

一番奥の寝室。この手前には水屋もあり、贅沢な空間です。
和室なのですが、ベッドなので楽で良かったです。テレビもありました。
北欧デザインのようなリネンのベッドカバーが素敵でした。

おそらく部屋は元々2部屋だったのを1部屋に改装されたのだと思います。
トイレも2箇所あり、ダイニング8畳、リビング8畳、寝室8畳と、全体的にかなりゆったり広々としていました。

食事

ちょうどお正月シーズンだったこともあり、ちょっと豪華な懐石です。
魚も新鮮で、全てが繊細で上品な味付けで、今までで旅館で食べた中で一番かも?と思うくらい私はとても好きでした。

朝食も有明海の海苔やこの辺りの地域では有名な湯豆腐など、朝から胃腸にも優しく美味しい食事です^_^

館内の雰囲気

お風呂

温泉は、部屋にもありますし、館内にある3つは全て貸切風呂となります。

杉の湯、桜の湯、檜の湯とあったのですが、元々小規模のお宿なので、私たちは運良く全て入る事ができました。
予約ではなく、使用中の札がかかっていなかったら入れるとのことでした。

どこも清潔感があって、トロトロの温泉を楽しむ事ができました。
室内の露天風呂も、綺麗なシャワーブースがすぐ隣にありますので、寒い冬でも大丈夫です。

感想

洗練された調度品や家具、和洋折衷の雰囲気がとても素敵で、時間が経つのがゆったりと感じられる宿でした。
宿の方も皆様とても親切で、そっと見守ってくださっているのが印象的でした。
食事も名前通り、本当に美味しい懐石料理を頂く事ができ感動しました。

ただ、建物の古さ故、あちこちに階段や段差が多いため、高齢の方や足の悪い方にはちょっと負担かもしれません。

景色や自然を楽しむという目的の宿ではありませんが、全体的に大人の隠れ宿!という感じで、日常の喧騒を忘れ、部屋と温泉と美味しい食事でゆっくりと寛ぐための宿だなと思います。
お風呂に入る以外は外に出ず、音楽を聴きながらゆったりと過ごせましたので、大変リラックスできました。
またいつかぜひ行ってみたい宿です。